日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会では、国内外での耐性菌発生事例やわが国における作物の栽培・病害防除体系等を勘案して殺菌剤使用ガイドラインを以下の通り策定している。今後、これが幅広く生産現場に普及・活用されることを期待する。
改訂点:ガイドライン(2)の「可能な限り」を削除
改訂前:(2) 長期持続型QoI剤及びMBI-D剤の育苗箱処理は、耐性菌の選択圧を高める恐れがあるため、可能な限り1年もしくは2年毎に作用機構の異なる薬剤とのローテーションで使用するか、他の耐性菌リスクの低い薬剤を選択する。
改訂後:(2) 長期持続型QoI剤及びMBI-D剤の育苗箱処理は、耐性菌の選択圧を高める恐れがあるため、1年もしくは2年毎に作用機構の異なる薬剤とのローテーションで使用するか、他の耐性菌リスクの低い薬剤を選択する。
参考資料